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2017/01/03
新年あけましておめでとうございます。
“妻の機嫌を知りたいと願う夫(◎_◎;)”より
“私の機嫌をよんでほしいと願う妻(# ゚Д゚)”の方が多い
ことを知った社長の清水です。
明後日に初出式を控え、今年やりたいことを再確認しているのですが、
その中の一つが、社内規定・マニュアルの再整備です。
当社も長い社歴の中で様々な規定マニュアルが存在しています。その中には10年以上改定されていないもの、今の業務とあっていないものも多くあります。これらを少しずつ再整備していきたいと考えています。
規定・マニュアルには以下のようなものがあります。
会社運営に関するもの
・就業規則
・安全衛生管理規定
・防火マニュアル
等々
業務に関するもの
・品質マニュアル(ISO)
・販売規定
・組立手順書
等々
これらが、なぜ必要なのか?
この事を真剣に考えている人、知っている人はなかなかいません。
私は
‟規定・マニュアルは作り手の写し”
の一面を持っていると思っています。
特に経営者・管理職は日々多くの判断を求められます。
それこそ事業の方向性のような経営判断から、購買の承認、時にはお客さんを迎える部屋やテーブルの位置、コーヒーを出すのかお茶を出すのか、まで重要性の大小含め様々です。
それらを何の基準・経緯の確認もなしに運営・判断することは、非常に危険なことです。
判断の根拠の正確性と一貫性=経営者・管理職としての信頼
「判断が正確でない」、「判断に一貫性が無い」の積み重ねは“信頼”を失います。
これは、経営者・管理職にとって致命的なことであり、その立場にある者は細心の注意を払わなければならないことです。
でもその判断を、日々の短い時間の中、まして何もない中で全てを正しく時間内に判断することは不可能です。
また、あらかじめ正常な検討・判断ができるように、習慣性のある事柄に対して事前に判断をして、明記しておくことで間違った判断をすることを防ぐだけでなく、管理職にいちいち判断を仰ぐという過程を除くことが出来る等、業務の大幅な合理化に繋がります。
規定・マニュアル=現職管理職が運営している業務概要
既存の規定やマニュアル・テンプレートは、“現職の管理職がこう運営するのがベストだと思う業務概要を明文化したもの”だと思います。
だからこそ先ほどの‟写し”という言葉に繋がります。
つまり過去の規定を改定せずにそのまま使用しているのは、自分の判断がそこにないということであり、前管理職の‟写し”で仕事をしていることになります。
最初はそれでも良いですが、最終的には‟自分の写し”に変更する必要があるのです。
「私が考えるベストな業務概要はこうです」
という事を規定・マニュアルでまとめる(表現する)ことは、その部署に直接かかわらない従業員や経営者がその業務の概要をその部門の人の手を借りずに理解することに役立ち、また何よりその管理職の存在価値を証明するものです。
また
規定・マニュアルを作成すると本当に多くの矛盾や不明点が出てきます。
これは、作成した人にしかわからないことです。
この矛盾や不明点を解消するために、過去の事例、他の事柄を学習します。それは業務に関することから、文章の書き方、まとめ方まで様々です。
本からインターネットから他社から先輩から同僚から友人から教わります。
この学習と明文化の作業を積み重ねた者だけが、「規定・マニュアル(有形の判断基準)」と「哲学(無形の判断基準)」、そして人として「かけがえのない信頼」を得ることが出来るのです。
このレベルになって、初めて本当の管理職と言ってもらえるのだと思います。
今、管理職を問わず規定・マニュアルを作る機会を持っている人はそこに途方もないチャンスが存在していることに気付いてほしいと思う2017年のお正月でした。
最後になりますが、本年も社員共々よろしくお願い致します。
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