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2015/01/04
新年明けましておめでとうございます。
新年早々の大雪で彦根も見事に雪化粧です。
雪が普段降らない地域でもかなりの積雪があったようですね。
車による事故や転倒にはみなさん気を付けていただきたいと思います。
さて、最近の為替の動きや消費税の増税、厚生年金基金の解散等を見ていますと、相変わらず厳しい世の中だなあ、簡単には上手くいかせてはくれないなとつくづく感じさせてもらえます。
これらは乗り越えなければならない、有難い試練なのだと思います。
我々はそんな厳しい世の中、社会を生き抜いていく覚悟が必要です。
と書いたところで疑問浮かびました。
覚悟が必要?覚悟って何だっけ?よく聞きますが、正直これを書くまで「気合い」みたいな精神的な用語かと思っていましたが、字列に違和感があったので調べてみました。
覚悟・・・①迷いを去り、道理をさとること。②知ること。③記憶すること。④心に待ち設けること。心がまえ。⑤あきらめること。
覚悟の字は2つとも読みは「悟り、覚り(さとり)」。これらは理解する事。知ること。気付くこと。感づくこと(広辞苑より)だそうです。
これはつまり、「覚悟しろ」というのは、基本的に精神論の話ではないという事です。
「物事の真理を知れ」という事です、分かりやすく言うと、何が大事なものか考えろ、理解しろという事でしょう。
「気合いを入れろ」は心がまえで完全に間違いでは無いかもしれませんが、本質は違うという事です。
当社の社訓にあるように我々は生き抜く為に、哲学(考え方、判断基準)、知識、経験を必要とします。特に考え方である哲学が最も重要です。と日々、社員の方々に話をしています。
この論が間違っていない事が、覚悟の意味の正しい理解で改めて証明されています。
こういった気付きの積み重ねが生き抜く上でのミソだと思います。
我々は、知識と経験の獲得の過程(主に仕事や家庭生活)で、それらに真剣に取り組んでいると、物事の共通点への気付き(点)を覚えます。これが哲学の確立への小さな一歩なのです。小さな気付き(点)が、自身の成長と共に徐々に多くなり、共通の道理によってそれらの気付き(点)が線で繋がり、現状や結果への理解が深まります。
気付きや道理同士が連鎖的に繋がるそのビビッとした繋がりの連鎖は脳を快感へと導きます。アドレナリンが脳内を駆け巡る状態です。
丁度先日行われた滋賀バルブ協同組合の物故者法要後の会食で、「気づきの連鎖を経験した時に人は変わる」という話をしていました。自身の哲学、判断基準が明確になり、結論や行動がよりぶれないようになります。それが結果的に良い結果を導きます。
この会食でお話をさせて頂いた方がこう言われました。
「この気付きの連鎖を感じた時が、人が本当の“大人”になったときなんだよ」と。
今年は未(ひつじ)年です。
まだ始まったばかり、つまりまだ成っていません・・・
合わせると、なんと未成年!
こじつけましたが、本当の大人になれるようまた一年精進あるのみです。
本年も社員共々よろしくお願い致します。
清水工業株式会社
代表取締役社長
清水 康裕
2024/11/30
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2024/07/26